男性からみた離婚
このサイトはもっぱら妻女性の視点から編集しています。専業主婦やパート主婦は離婚により経済的に苦しくなるのが予想され、離婚後のことを考えると離婚自体の関心が強くなるからです。
しかし、男性からみても離婚後養育費や慰謝料など払わなければならないのか、払うとしたらいくら支払えばいいか、子供の親権は母親のものか、離婚後も元妻から何か請求されないか、給料が振り込まれている預金通帳や自分名義のクレジットカードを妻が管理して離婚しても返してくれない等の問題・疑問点があると思います。
養育費・財産分与・慰謝料・年金分割
Question
離婚の際に離婚届けを区役所に提出しただけで養育費などの取り決めをしていなかったけど何も払わなくても良いのか？
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Answer
子供が成人に達するまで養育費支払い義務は存続しますので、離婚後に子の親権者の元妻から請求されたら支払わなければなりません。その額は夫婦の話し合いで決着がつかなければ調停・訴訟により解決されることになります。
財産分与については離婚後２年で時効消滅します。離婚後2年以上経って元妻から財産分与の請求を受けても時効を主張して逃げることはできます。時効の利益を放棄して財産分与に応じることもできます。
年金分割は、離婚後2年でその請求権は消滅します。
夫の浮気などで元妻に慰謝料請求権が発生する場合がありますが、離婚後３年で時効となります。また、浮気などの証拠がなければ元妻から裁判所に訴えられても元夫の方が勝ちます。主張者がその主張内容を証明できなければ敗訴の責任を負うからです。
後で請求されないようにする
Question
離婚後元妻から約束以上の養育費を請求されたり、約束していなかった慰謝料を請求されたりして困る。これからも何か言われそうで落ち着かないがどうしたらよいか。
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Answer
離婚の際に書面（公正証書）に決めたことを明記し、また「今後一切の請求をしない」との文言を入れておけば後からいろいろ言われずに済んだと思います。しかし、離婚後でも話し合いをしてそれを書面にしたり公正証書化することはできます。話し合いで決着がつかなければ調停・訴訟で争うことになります。
預金通帳やクレジットカードを妻に取られたまま
Question
多額の慰謝料や養育費などを請求され離婚後も自分の給料が振込まれる預金通帳やキャッシュカード、自分名義のクレジットカードを元妻が保管し勝手に使っている場合
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Answer
できれば離婚の際に約束したことを書面化（公正証書）し、通帳やカードもその際に返してもらうべきでした。離婚後に話し合いをして応じてくれないようでしたら、家庭裁判所に調停を申し立てて解決を図るべきです。
子供の親権
離婚後の子供の親権は母親になる場合が多いですが、それは決まっているわけではありません。父親でも子育てがしっかりできる環境であれば可能です。